息子の嫁にふさわしいかと思ったのに残念だ・・・ 後編

2017/03/15  

オカルト遅報

497 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/06/07(木) 17:52:24.98 ID:HSLKAHpZ0 [4/6回(PC)]
それから1週間後、学校の始まる3日前に引っ越しました。荷物は布団や小型冷蔵庫など最小限で、さほど時間は 
かかりませんでした。その時は私の母も一緒でしたが、大家さん夫妻は満面の笑みで出迎えてくれ「何か不都合な 
ことがあったらいつでも言ってきなさい」「これはこの地方でとれる蕗の煮物だよ」と奥さんからはお料理まで 
いただきました。冷蔵庫の中身はまだ買っていなかったのでありがたく思いました。母は翌日も仕事があるため 
すぐに帰り、スーパーなども近くにあったのでとりあえず買い物をして荷物の整理をしているうちに早くも日暮れと 
なりました。その日は疲れていたのでスーパーで買った出来合いのお総菜といただいた蕗の煮付けを食べて早く寝ようと 
思いました。その蕗の煮物を一口食べて奇妙な味がするのに気がつきました。不味いというわけではないのですが 
不思議な香りがするのです。西洋ハーブのアニスによく似ています。この地方特有の味付けかと考え、せっかくの 
ご厚意にこたえないのも失礼と思って全部食べてしまいました。 

布団を敷いて横になるとすぐに眠ってしまいました。そして奇妙な夢を見ました。それは大広間のような和室に 
大勢の人が集まりみな喪服を着ています。どこか田舎の大家のお葬式のようです。そうしてそこに次の間から自分が 
和服の花嫁衣装を着て入っていくのです。すると両脇から大家さん夫妻がやはり喪装で、昼に見たような満面の笑みを 
浮かべて私を迎え、手を取って上座の席に連れて行きます。隣の花婿の席は空いています。やがて一同は両脇に 
分かれて座ります。そして一斉に拍手をします。すると正面のふすまが開き、紋付袴の花婿らしき人が入ってきます。 
その顔はわかりません。なぜなら黒い頭巾で頭部全体を覆っているからです。花婿が私の横の席にすわります。すると 
獣臭さがわっと襲いかかるように鼻につきます。花婿が私の手をとります。お婿さんの手には茶色いごわごわした毛が 
生えています。そうしてもう一方の手で自分の黒い頭巾を上に引っ張ります。紋付の肩に茶色い毛の束が広がります。 
頭巾をすっかりとってしまうと、そこにあるのは何とも種類の判別しない動物の頭です。しかも両目がありません。 
私は絶叫しました。


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497 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/06/07(木) 17:52:24.98 ID:HSLKAHpZ0 [4/6回(PC)]
それから1週間後、学校の始まる3日前に引っ越しました。荷物は布団や小型冷蔵庫など最小限で、さほど時間は 
かかりませんでした。その時は私の母も一緒でしたが、大家さん夫妻は満面の笑みで出迎えてくれ「何か不都合な 
ことがあったらいつでも言ってきなさい」「これはこの地方でとれる蕗の煮物だよ」と奥さんからはお料理まで 
いただきました。冷蔵庫の中身はまだ買っていなかったのでありがたく思いました。母は翌日も仕事があるため 
すぐに帰り、スーパーなども近くにあったのでとりあえず買い物をして荷物の整理をしているうちに早くも日暮れと 
なりました。その日は疲れていたのでスーパーで買った出来合いのお総菜といただいた蕗の煮付けを食べて早く寝ようと 
思いました。その蕗の煮物を一口食べて奇妙な味がするのに気がつきました。不味いというわけではないのですが 
不思議な香りがするのです。西洋ハーブのアニスによく似ています。この地方特有の味付けかと考え、せっかくの 
ご厚意にこたえないのも失礼と思って全部食べてしまいました。 

布団を敷いて横になるとすぐに眠ってしまいました。そして奇妙な夢を見ました。それは大広間のような和室に 
大勢の人が集まりみな喪服を着ています。どこか田舎の大家のお葬式のようです。そうしてそこに次の間から自分が 
和服の花嫁衣装を着て入っていくのです。すると両脇から大家さん夫妻がやはり喪装で、昼に見たような満面の笑みを 
浮かべて私を迎え、手を取って上座の席に連れて行きます。隣の花婿の席は空いています。やがて一同は両脇に 
分かれて座ります。そして一斉に拍手をします。すると正面のふすまが開き、紋付袴の花婿らしき人が入ってきます。 
その顔はわかりません。なぜなら黒い頭巾で頭部全体を覆っているからです。花婿が私の横の席にすわります。すると 
獣臭さがわっと襲いかかるように鼻につきます。花婿が私の手をとります。お婿さんの手には茶色いごわごわした毛が 
生えています。そうしてもう一方の手で自分の黒い頭巾を上に引っ張ります。紋付の肩に茶色い毛の束が広がります。 
頭巾をすっかりとってしまうと、そこにあるのは何とも種類の判別しない動物の頭です。しかも両目がありません。 
私は絶叫しました。


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