出るんだよ。女の霊が……俺の部屋に 中編

2017/03/19  

オカルト遅報

HIRO86_gaitoutozattou_TP_V

625 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/07/05(木) 00:11:53.44 ID:/fwAWn+v0 [3/7回(PC)]
わけが分からず、挟まれたまま、何も出来ない状態でした。どんどん胸に食い込んできます。 
「誰か助けて!」 
そう大声を出そうとしました。そのときです、恐ろしいものを見てしまったのは。 
もがく僕の足元を、女の顔が、スゥーと部屋に入っていったんです。それは女の頭部だけで首から下は埋まっているように見えました。 
顔は無表情なのですが、右目と左目を交互に、上下に動かしていました。そして、長い黒髪をズルズルと引きずっていました。 

それを見た瞬間、ドアの力が緩まり、僕は開放されました。 
バランスを崩します。踏ん張って立て直したとき、またドアが閉まりました。 
「うわぁ!」 
僕はとっさに内側にかわしました。閉まった時、「バァン!」という大きな音が響きました。指を挟まれたら千切れていたと思います。 
いっきに冷や汗が吹き出てきました。息も荒くなってます。挟まれた胸はズキズキと痛んでいます。 
そして、さっき見た女の顔を思い出し、背中に悪寒が走りました。 

「あの顔、僕の部屋に入って行ったよな……」 
Bの話が頭をよぎりました。霊に悩まされている――。もしかして、今のも霊? 霊が僕の部屋に来たのか? 
でもBはどこに? もうすぐ着くと電話があったのに。いったい、今、どうなってるんだ? 
疑問が頭の中を駆け巡りました。 

しかし、ゆっくり考えている暇はありませんでした。 

僕の部屋は1Kです。玄関から部屋までの通路にキッチンとユニットバスへのドアがあります。 
通路の先はそのまま部屋につながっています。 
その部屋の照明が「フッ」と消えました。唐突にです。他に照明は点いてなかったので、全部が真っ暗になってしまいました。 
あたりはシーンと静まりかえっています。 
脚がガクガク震えてきました。腰に力が入りません。喉が干上がっていくのが分かりました。


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HIRO86_gaitoutozattou_TP_V

625 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/07/05(木) 00:11:53.44 ID:/fwAWn+v0 [3/7回(PC)]
わけが分からず、挟まれたまま、何も出来ない状態でした。どんどん胸に食い込んできます。 
「誰か助けて!」 
そう大声を出そうとしました。そのときです、恐ろしいものを見てしまったのは。 
もがく僕の足元を、女の顔が、スゥーと部屋に入っていったんです。それは女の頭部だけで首から下は埋まっているように見えました。 
顔は無表情なのですが、右目と左目を交互に、上下に動かしていました。そして、長い黒髪をズルズルと引きずっていました。 

それを見た瞬間、ドアの力が緩まり、僕は開放されました。 
バランスを崩します。踏ん張って立て直したとき、またドアが閉まりました。 
「うわぁ!」 
僕はとっさに内側にかわしました。閉まった時、「バァン!」という大きな音が響きました。指を挟まれたら千切れていたと思います。 
いっきに冷や汗が吹き出てきました。息も荒くなってます。挟まれた胸はズキズキと痛んでいます。 
そして、さっき見た女の顔を思い出し、背中に悪寒が走りました。 

「あの顔、僕の部屋に入って行ったよな……」 
Bの話が頭をよぎりました。霊に悩まされている――。もしかして、今のも霊? 霊が僕の部屋に来たのか? 
でもBはどこに? もうすぐ着くと電話があったのに。いったい、今、どうなってるんだ? 
疑問が頭の中を駆け巡りました。 

しかし、ゆっくり考えている暇はありませんでした。 

僕の部屋は1Kです。玄関から部屋までの通路にキッチンとユニットバスへのドアがあります。 
通路の先はそのまま部屋につながっています。 
その部屋の照明が「フッ」と消えました。唐突にです。他に照明は点いてなかったので、全部が真っ暗になってしまいました。 
あたりはシーンと静まりかえっています。 
脚がガクガク震えてきました。腰に力が入りません。喉が干上がっていくのが分かりました。


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