最近、画面が割れなくなってきましたね。

iPhone

この記事で書いていること

画面にヒビが入ってるiPhone、最近見かけなくなりましたね。

iPhoneのガラスが単に硬度がアップしただけでなく、少し粘り気が加わったようで、多少の衝撃では割れにくくなっています。現在、iPhoneのフロントパネルに採用されているのはゴリラガラスと呼ばれるコーニング社の強化ガラスです。今回はiPhoneのフロントパネルガラスについて、どういう進化をしてきたのが簡単に紹介したいと思います。

ゴリラガラスはiPhone登場前から存在していた!

ゴリラガラスとは、コーニング社が開発した特殊ガラスです。実は1960年代にはゴリラガラスの前進となる化学強化ガラスが開発されましたが量産化されることなく、そのままお蔵入りしていたそうです。その後2007年にこの技術開発と量産化が再スタートし始めました。そしてゴリラガラス2~6と進化し、今は ゴリラガラスVictusという商品名で販売されています。

スティーブ・ジョブス氏がコーニング社CEOウィークス氏を説得

実は、2006年、アップル社は試作機のiPhoneを持ち歩く際に、画面を車や家の鍵が傷付けることに気付き対策を講じようとしていました。その一環として、スティーブ・ジョブズ氏がコーニング社のCEO、ウィークス氏を説得して2007年6月の発売に間に合うように製造して欲しいと依頼したそうです。iPhoneの画面強度が増して、最近になってゴリラガラスという名前を耳にする様になりましたが、実は初代iPhoneから傷や画面割れを防止するためにこのような強化ガラスの採用が行われいました。

iPhoneと同様にゴリラガラスも進化しています

その後、ゴリラガラスも進化を進め、最近は特に割れにくくなってきていますね。皆さんの周りに、画面が割れたままの人がかなり減ったと思いませんか?アップル社に限らず、現在ではスマートフォンの20%以上にゴリラガラスが採用されていると言われています。割れにくくなったのは喜ばしいですが、割れた時は、それなりに重症になってしまいそうですね。液晶まで損傷が及んでいる場合がかなりの確率で生じていてるようです。やはり気を付けて使いたいものですね!

コーニング社のゴリラガラスのページ
ゴリラガラスのWEBページ